VOLVO 940GLEの平均速度と燃費

燃費もあまりほめられたものではない。普段通勤に使用しているときの燃費は5.5km/L前後。

毎日、片道11kmの通勤に使用していた。高速道路区間が約6km。渋滞がなければ20分。
朝は料金所手前でいつも渋滞して、料金所を通過するのに20分ほど並ぶ。だから、朝はいつも約40分かかる。
帰りは渋滞することはないので20分ほど。
つまり、往復22kmの通勤に合計1時間かかっているということで、平均速度は20km/h程度ということになる。これでは自転車並みだ。東京都内交通の平均速度は15km/hなのだそうだ。これに比べれば多少はいいということか。

最高燃費は11.8km/L。東名-名神だけでタンクを空にしたときの記録。

普段の燃費と倍も違うので、速度と燃費の関係に興味が湧き、日々の走行時間と走行距離の記録を始めた。
エンジンをかけていた時間を算出するために、エンジンを始動した時刻と停止した時刻を記録する。
記録をもとに、給油から給油までの平均速度と燃費の関係をプロットしてみたのが下図。
2001年10月から2003年6月までの21ヶ月、38回の給油データに基づく。

以前は対数近似してみたが、高速域では燃費が悪化するのを反映して、2次元近似してみた。
平均速度が90km/h付近でピークとなり、それよりも高速でも低速でも悪化する。
平均速度60km/hから110km/hで概ね10km/Lの燃費となる。
高速道路では、自分が走らせたい目標速度の約20%減がオーバオールでの実質速度になる。従って、100km/hから110km/hを巡航速度とするように走らせてやれば、ベストに近い燃費が得られる。
平均速度20〜40km/hの領域では平均速度が10%上がると、燃費は約5%改善する。
都内の平均速度が15km/hとすれば、この車を都内で走らせると燃費は4.8km/L程度、平均速度が25km/h程度となるような郊外なら6.3km/L程度。
走らせる場所によって燃費が大きく変動する車だ。

(2006/5/06データ修正)


Back to homeホームに戻る

Copyright © 2002, 2006 Kei Matsuda. All right reserved.